overtone 平田卓也のクラシックギター芸術
平田卓也のクラシックギター芸術
トップ プロフィール 芸術論 写真 掲示板 リンク
芸術論
ギターという楽器
なぜ・・・?の原因は楽器か奏者か
感性の窓〜聴覚と視覚
私自身の日記
新たなるプロローグ
新たなるプロローグ

 20世紀初頭、タルレガからセゴビアに引き継がれたギター界はある面においては発展を遂げて来たと言えるでしょう。今やクラシックギターは子供から大人まで世界中で愛される楽器となりました。量においてはすばらしい発展です。
 しかし、質の高さという点においてはどうでしょう。セゴビアより魅力的な演奏をする人が出現したでしょうか。ある面と言わざるを得ない理由はここにあるのです。

 芸術はスポーツ、建築、宗教と並び文化を支える四大要素の一つです。過去の歴史からも窺えるように、現在継承されているものは芸術に限らず全て質的高さを誇っています。
 質的高さを伴わない文化は決して継承されて行きません。こと芸術に限らず、現在は量や形など目先のものが優先され質が意味するところの高い価値観が失われつつあるような気がしてなりません。
 今求められることは世の中のギター愛好家はもとより音楽を愛する人たちがこの質的価値観に対し心の目を開くことではないでしょうか。価値観とは雪の結晶のようなものです。形になるには時を要し、一つ一つが美しくもあり、又、吹けば飛ぶように儚いものでもあるのです。
 芸術は真実を求める者にしか扉を開きません。偉大な作品が放つ芸術の波動を感知するには自分の感度を高めるしか方法はないのです。

 ギター界も今一度、音楽芸術とは何か、演奏者の果たす役割とは何なのかその原点を見つめ直し、薫り高い芸術文化の一端を担えるよう一丸となって努力しなければならないでしょう。

 まずは私の住む岡山の地から、クラシックギターの名器『クライナー・バッハ』と共に!

前のページに戻る
このページのトップ部分へ
本サイトに掲載されている記事・写真等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます。
メールフォーム
Copyright 2005 overtone, All rights reserved.